部屋の中で広い面積を占める部分は、部屋の印象を左右するので妥協しないで選ぼうと考えていました。
幅広で、無垢か挽き板の質感が良いフローリングが良いなぁ。
憧れのヘリンボーン床も取り入れたい…できればフレンチヘリンボーン。
それからある時、ステキなお家にはIOCのフローリングが良く使われていることに気づき、それから「いつかお部屋に導入したいなぁ」とずっとずっと思っていました。
特にステキだと思ったのが、複合フローリング(挽き板)カンヌシリーズの「カンヌグリ」と「カンヌブラン」です。(ヘリンボーン じゃないですが…)
というわけで、てんこ盛りの要望をリノベーション会社さんに伝えると、
リビングはカンヌシリーズ、廊下にフレンチヘリンボーンを採用するのが良いのでは?
とステキなご提案をいただいたので、その案を持ってショールームに行くことにしました。
IOCカンヌシリーズとは
カンヌシリーズはヨーロピアンオークで節有りの自然な見た目が特徴です。
南仏のカンヌ地方 シュケの丘に建つ古びた教会の床をイメージしたヴィンテージシリーズのカンヌフローリング
IOCデジタルカタログより
節ありにありがちなワイルドな印象は全くなく、とても上品な印象。
幅は190mmとかなり幅広のフローリングで、高級感があるのも◎。仕上げは「オイル塗装」か「UV塗装」が選べます。
挽き板ですが、表面に4mmの無垢板が使われているので、見た目には無垢フローリングと全く遜色ないです。床暖房対応なので、機能的にも◎。
IOCショールームへ
IOCのショールームは南青山にあります。
訪問は要予約ですが、ZOOMで相談することもできるようです。
本当は設計士さんと一緒に行って相談するのが一番良いと思うのですが、私は早く行きたくて待ちきれなかったので、個人で予約してひとり訪問することに…
事前に見たい種類のフローリングをお伝えしておいたので、予約の時間にはスタッフの方が実物サンプルを用意していてくれました。
カンヌグリとカンヌブランの違い
ネットの施工事例などを見ると、結構印象違うなぁ…と思っていたのですが、並べてもらったフローリングを見てみると、意外と違いがわからないような…
左から、カンヌブラン(オイル塗装)、カンヌグリ(オイル塗装)、カンヌグリ(UV塗装 – マットコート)です。
IOCのスタッフの方の話によると、
カンヌグリ:表面がうづくり仕上げになっており、凹凸がある。カンヌブランより色の濃淡が少ない。
カンヌブラン:表面は平ら。カンヌグリより1枚ごとの色の差が激しい。ややグレー味が強め。
カンヌブランの方が色の差が激しいので、薄めの色の板はカンヌグリに近いけど、結構グレー味の強い板もあります、とのこと。
サンプルで見せてもらっているのは、カンヌブランの中でも薄めの色の板だったのですね。
だから違いが分かりにくかったのかぁ…
私はあまりグレーに寄りすぎない色が好みだったので、カンヌグリを選ぶことに。
ちなみに、UV塗装は明らかに白っぽい見た目になっているのですぐ分かりました。水や汚れに強くなりますが、素材感はオイル塗装よりは少し「木っぽさ」がなくなっているように見えました。
フローリングは経年変化してほしいと思っているので、私は迷わずオイル塗装に。
ただ、息子がまだ赤ちゃんだったら相当悩んだと思います…
フレンチヘリンボーンパネル
人気のヘリンボーンフローリング。もれなく私も憧れていました。
理屈抜きにかわいいです…!
少し前までは板を1枚ずつ並べて施工するのが主流だったのですが、このフレンチヘリンボーンパネルは5枚貼りor7枚貼りのパネルになっているので、大幅に施工が楽になっているとか。というわけで予算面でも取り入れやすくなっています。
このフレンチヘリンボーンパネルは、アッシュ材とオーク材が選べます。
カンヌグリも同じオーク材なのですが、
カンヌグリと見た目の色が結構違うのが気になるかも…
IOCの方に懸念を相談すると、なんと!カンヌグリの色味に合わせて塗装できますとのこと。(+αで塗装代はかかります)
すごい…対応力が半端ないです。
ということで、リビングダイニングと廊下にIOCフローリングを正式採用となりました。
ちなみにこちらはカンタベリーオークヘイズ。これも素敵でした。貼り方が独特なので個性的な部屋が作れそう。
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